4月14日土曜日、記念すべき和菓子作りサロンの初日を迎えましたが、緊張してしまって、結果失敗してしまいました。
まず午前中に、昨秋のリフォームを依頼し、また先日ギリギリのタイミングで木型のディスプレイ棚を作ってもらった中山建設さんからお花が届きました。
まさか、”開店祝い”のお花をいただけるなんて思ってもみなかったので、もうびっくり仰天!
それで、一気に緊張感が高まってしまいました。
なにもかもが生まれて初めての経験でしたし、緊張しまくりで思考回路に余裕はなく、写真の1枚すら撮ることができず仕舞です。
お昼前、セッティングをして、お道具を揃えて、材料をチェックして、段取りを確認して。
まあここまではなんとかこなすことができました。
問題は、少しでも余裕を持って早め早めに用意をしておこう、などと余計なことを目論んでしまったがために、2時始まりの30分前にはもう桜餅の道明寺粉を水に浸けるという作業を行ってしまったことです。
5人全員が揃って、笑顔でご挨拶して、少ししゃべって、さあ、始まり、始まり!
道明寺粉を蒸す工程の説明をしている際に、道明寺粉がべちゃべちゃにふやけてすでにモチ状態になっていることを発見!
「あちゃー、やってしまった」
これでは無理だとわかりましたが、なに食わぬ顔で水切りをして蒸し始めてしまい、15分後、蒸し器の中はどろどろのスライムみたいな道明寺粉で溢れており、それでもやっぱりなに食わぬ顔で「これを淡い赤色に着色した砂糖水に入れて混ぜて、20分置きます」などと説明をし。
この先、いったいどうするねん?
それでも、「こなしきんとん・菜の花」や「やわらか落雁・ばら」はうまくいき、すごく楽しんでもらえたみたいです。
きんとん餡を餡玉に貼り付けていく作業ではシーンとした中で皆さん黙々と作業を続けたり。
落雁では、いろいろな木型からお好みのものをご自分でピックアップしてもらい、好きに形作ったり。
いよいよ最後は桜餅です。
観念して
「道明寺粉、失敗しました。柔らかすぎました。」と素直に失敗を認め、皆さんに謝りました。
それでもなんとかグロテスクなスライム桜餅を3個作っていただきました。
1個は試食です。
形はともあれ、お味の方は「美味しいですよ〜。」と言ってくださるおやさしい皆さま、ありがとうございました!泣
翌日、しっかり再試作です。
初めて購入したお店での道明寺粉でしたが、同じ8つ割でもお店によってあるいは産地によって硬さが違うということも初めて勉強しました。
浸水加減、蒸し加減を何パターンか試してみて、「よし、これでいこうっ」というところまでなんとかこぎつけました。
「始めよければすべてよし」ではなく「雨降って地固まる」のほうです。
4月のサロンはあと5回ありますので、初日の失敗を生かしてなんとか無事に乗り切れますように!!